ソフトウェア開発を始めるにあたって、効率的でモダンな開発環境を整えることはとても重要です。本記事では、GitHub と Visual Studio Code (VS Code) を組み合わせた開発環境の構成案を紹介します。これらを使えば、ソースコード管理から編集、チーム開発までをスムーズに行うことができます。
GitHub
GitHub は世界で最も利用されているソースコード管理サービスです。Git をベースにしており、以下のような機能を提供します。
- ソースコードのバージョン管理
- チームでの共同開発
- Issues や Pull Request を使った開発フロー管理
- Actions を使った CI/CD(自動ビルドやテストの実行)
GitHub のアカウント作成
- GitHub公式サイト にアクセス。
- 「Sign up」をクリックしてアカウントを作成。
- メールアドレス認証を行い、ユーザー名やパスワードを設定。
Visual Studio Code (VS Code)
VS Code は Microsoft が提供する無料のソースコードエディタです。軽量かつ拡張性が高く、世界中の開発者から支持されています。
主な特徴は以下の通りです:
- 多様なプログラミング言語に対応
- Git/GitHub との連携が標準搭載
- 拡張機能マーケットプレイスで機能を追加可能
- デバッグ機能、統合ターミナル搭載
インストーラーのダウンロードとインストール方法
3.1 Git のインストール
GitHub を利用するためには、まずローカル環境に Git をインストールする必要があります。
- ダウンロード:Git公式サイト
- インストール手順(Windows の場合)
- ダウンロードした
.exeを実行。 - インストーラの指示に従って進む。基本的にはデフォルト設定で問題なし。
git --versionをコマンドプロンプトで実行し、バージョンが表示されれば成功。
- ダウンロードした
3.2 VS Code のインストール
- ダウンロード:VS Code 公式サイト
- インストール手順(Windows の場合)
- ダウンロードしたインストーラーを実行。
- 利用規約に同意し、インストール先を選択。
- 「PATH に追加」「右クリックメニューに追加」などのオプションをチェックしておくと便利。
- 起動して日本語化したい場合は、拡張機能「Japanese Language Pack」をインストール。
3.3 GitHub と VS Code の連携
- VS Code を起動。
- 左側のサイドバーから「ソース管理(Gitアイコン)」をクリック。
- 「GitHub にサインイン」を選択し、ブラウザから認証。
- 以後は VS Code 内で直接 GitHub のリポジトリ操作が可能。
4. 推奨する開発環境構成
GitHub
- リポジトリを作成し、ソースコードをクラウドで管理
- Pull Request でコードレビューを実施
VS Code
- コーディング用エディタ
- GitHub 拡張機能を導入(例:GitHub Pull Requests and Issues)
- ターミナル統合で Git コマンドも直接利用可能
拡張機能おすすめ
- Japanese Language Pack(日本語化)
- GitLens(Git の履歴や変更点を可視化)
- Prettier(コードフォーマッタ)
- Live Server(Web開発時のリアルタイムプレビュー)
まとめ
- GitHub を使うことで、チームや個人でのソースコード管理が容易になる。
- VS Code はシンプルかつ拡張性に優れ、初心者から上級者まで使いやすい。
- 両者を連携させることで、効率的でモダンな開発環境を構築可能。
これからソフトウェア開発を始める方は、ぜひ本記事を参考にして環境構築にチャレンジしてみてください。

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